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脳神経外科と脳神経内科

当院では日常よくみられる頭痛、めまい、物忘れや、頭部外傷、脳梗塞、脳出血の他に、腰痛や手足のしびれなど脳や神経にかかわるすべての病気を対象としています。手術を必要とする病気だけではなく脳に関するさまざまな疾患を外科・内科の区別無く扱う、気楽に相談できるクリニックを目指しています。また脳の健康を守るために重要な生活習慣病である高血圧症、脂質異常症、糖尿病などの要因になる疾患の診療にも力を注いでいます。

認知症

認知症とは、脳がなんらかの障害をうけることにより正常だった知能が低下し、社会生活に支障をきたすようになった状態のことです。だれにでも起こりうる老化現象として、もの忘れは生ずるものですが人より頻度が多い、日常生活に支障が出るなどの場合は脳神経内科の受診をお勧めします。認知症の原因として有名なのは「アルツハイマー病」ですが、認知症といっても様々な種類があり、認知症を引き起こす疾患も複数あります。まずは、認知症のタイプを鑑別し現状を把握することが大切です。

治せる認知症

慢性硬膜下血種、栄養障害、脳炎甲状腺機能低下症といった疾患によって認知症と同様の障害をきたすことがあります。これらは、原因となっている疾患を治療することで治る可能性があるものです。この疾患の一つとして挙げられる「特発性正常圧水頭症」が、現在”治せる認知症”として注目されています。代表的な症状は、認知症、歩行障害、尿失禁です。認知症の症状としては集中力、意欲・自発性が低下し、もの忘れが次第に強くなります。特徴的な症状として、歩幅の狭い小刻みな歩みになる歩行障害が挙げられます。

正常圧水頭症(iNPH)

認知症Q&A

Q.物忘れと認知症の違いについて教えてください。

A.

医学的に明確な定義はありません。たとえば、いつも作っていた料理がうまく出来なったり、味付けが変わったり、お金の管理ができなくなるなど日常生活に支障がある状態が認知症と言えるでしょう。忘れていることを自覚しているかどうかもポイントです。加齢に伴う物忘れでは、約束を忘れてしまっても約束したこと自体は覚えていることが多いのですが、認知症では約束したことすらを忘れてしまうことが多いです。

増井院長

Q.どんな状態であれば診察を受けた方が良いのでしょうか?

A.

認知症が疑われる症状が目立つようになったら、なるべく早めに医療機関に相談してください。症状はさまざまですが、

新しい記憶が抜け落ちる、正しい方を選べない、新しいルールがのみこめない、場所、人がわからない、慣れているはずのことが段取りよくできない、といったことが主にご家族からよく聞かれます。また、認知症の初期には気分の落ち込みなどうつ症状が見られることがあるほか、認知症の一種のレビー小体型認知症では記憶障害の前に、夜中に大声を出したり、臭いがわからなくなったりするといった症状が出ることがあります。行動や性格、口調、表情、話す内容の変化などにも気を配ると良いでしょう。

増井院長

Q.すぐに検査を受けられるのでしょうか?

A.

当院ではMRIとCTが随時検査可能です。CTでもある程度把握できますが、血管の病変など細かな異常がわかるMRIがベストです。画像診断が必要な理由は、認知症の原因を突き止めることに役立ち治療に生かせるからです。「認知症は治らない」イメージがありますが、これは誤り。認知症は病名ではなく症状で、何らかの病気が認知症の原因になっていることがあります。例えば脳に髄液がたまる水頭症は認知症を引き起こしますが、手術をすることで認知症も治まるとされています。問診だけで認知症と診断し、服薬をしていたら水頭症も認知症も治りません。脳の状態をしっかり調べて原因を特定することが大切です。

増井院長

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